カヨキートの日記

チリのサンティアゴで専業主婦をしている日本人妻の奮闘記です。Mar,2019

日本人(広島県出身)の専業主婦カヨキートの、チリでの生活日記です。
馴染みの薄い南米チリでの生活を、感じたままにつづります。
 ↑↑↑毒舌になりがちですが了承下さい。
国際結婚、家計のやりくり、チリの日常を紹介します。
チリでの妊活、ベビ待ち、出産についての情報も発信します。

2018年2月、可愛い可愛い大好きなケンシート(第一子)を出産し、生後1週間目前で亡くしました。
そして今はチリで不妊治療をしています。
世界のどこかで同じような境遇にある方に、元気になってもらえるような日記になったらいいなと思っています。

私チリの文句ばっかり書いてますが、チリの事好きですよ。
オーストラリアでもチリを思い出す物を置いて生活したいんです。
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上、リデルで買ったグラス。
下、ジュンボで買ったグラス。
ジュンボのグラスは最高!これはお土産屋さんで売ってる方が売れそうな気がするんですが、観光客よりもチリ人の方がチリ愛があるから売れるもんなのかな?
フェリピート曰く、ビールを飲むのにちょうど良いサイズらしいです。これでミチェラダをよく飲んでいますよ。

リデルのグラス。飲む時に使えるスペイン語が書かれていて可愛い。
小さいから持って帰りやすい。

ローズヒップオイル
スキンケアに使うオイルです。
ジュンボに売っていて、小さなスプレーになっていて、詰め替え用に3つ入った物もあります。早速チリでも使いましたよ。
スプレーが壊れていました。
そういえば昔も、詰め替えた直後からスプレーが使えなかった事があった事を思い出しました。
そう!ここはチリ!クオリティーは低いのが鉄則。
壊れている事が良くあるので、レシートは取っておかないといけません。
でも私、変えに行く時間がなくて、旅行に出ちゃったんです。
その間毎回スプレーごと外してオイルを使っていました。
そしたら1週間もしたらスプレーが使える様になりました。
もしかしたらオイルが多すぎるとスプレーが使えないのかもしれませんね。

あとはチリ人の最大の大発明品メルケンかなー。
オーストラリアでもチリ料理を作るので、メルケンが必要です。

オーストラリアで出会った人で、チリに出張に行った事がある方が、チリのオリーブオイルを大絶賛していたので、オリーブオイルも買いました。
でもさすがチリ、店員の感じが悪いのでここでお勧めはできません。

あとポマイレで作る様な陶器が欲しかったけど、重いし時間もなく断念。次回!

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あと自分の自己満足で、子供達にはこういうカラフルなジャケットを買ってあげました。
これオーストラリアでも売っているところがあって、2倍近くの値段するんでね、躊躇せず買えました。
ボリビアやペルーでも売っているんで、チリのお土産とも言えませんが、参考までに私はコヤイケで買って13,000チリペソ。

今回6週間のチリ滞在でした。
主にフェリピートの実家にお世話になったんですが、1番の懸念点がスイーツ問題ですね。
私たち夫婦は、エイシート3歳とユキミータ1歳半にスイーツを与えて欲しくないんです。

まず子どもとスイーツに関して、私はスイーツを食べてもいいけど、ちゃんと食事も食べて欲しいという考え。
でもエイシートはスイーツが有ればそっちを食べたいがゆえに、わざと食事を食べないという最悪なパターンだという事が今回のチリ滞在で分かりました。
フェリピートは、子どもにしてあげれる事で、砂糖を与えない事が一番有効な事だと思っていて、けっこう厳しく守りたいんです。

で、フェリピートは自分の家族の事はよく分かってるから、予め早くから言った所で意味がないから(どうせ忘れるのか、約束を守る気がないのか)、チリに行ってから叱りつける!というやり方をしようと考えていました。
まぁ意味が無いなら、予め言う気力が削がれてるのもよく分かります。
でも予めちゃんと言ってもらいましたよ。
  • デザートは子ども達が寝静まってから。
  • 見えるところにスイーツは置いておかない。
  • 目の前で食べない。

フェリピートの想像通り、最初の3日くらいはグダグダでしたね。
まず居候ではなくなったトマシート9歳ですが、仮病で学校を休んで毎日実家に来てる状態でした。
初日、トマシートがエイシートの横でオレオを食べだしたんです。
案の定すぐにエイシートが気付いて欲しがるので、私が「トマシート」と言った所でお母さんがすごい剣幕で「私がなん度も言ったじゃないの!なんで見える所で食べてるの!なん度も言ったよね?」とドッカーンと公開処刑されていました。
なんかお母さんの私たちに向けての何かをアピールしているかの様に聞こえたので、ちょっとトマシートは可哀想だと思いました。

でもその1時間後にお母さんがケーキを持ってテーブルに座って、フェリピートの様子を伺う様な顔をして見ていたので、フェリピートにこっぴどく叱られていました。
トマシートをしかった直後でのこの行動が、私は未だに理解できないんですが、きっと覚えて無いってのが理由なんだろう思います。
常に前後でつじつまが合わない発言ばかりしてるのは、すぐ忘れちゃってるんでしょう。

一部始終横にいて見ていたトマシートのお母さんが、次の日ドーナツを持って実家に来て、フェリピートにバカ扱いされていました。
これに関しては私は予想できていました。

でもそれ以降は、週に一度くらい誰かが怒られていたけど、みんなすごく協力してくれていたと思います。
チリの家族って、デザートやおつまみをすっごい食べるのが普通だし、子どもを喜ばせたくてどんどんスイーツを与えたい人たちですから、本当によく頑張ってたと思います。
今回の実家の状況を、トマシートの為にも続けてあげたら良いと思うんですけど、無理でしょうね。

実家から出て誰かの所に遊びに行くと、やっぱりそこもチリ人家族ですから、すっごい量のスイーツにさらされます。
あれは悪気を感じてないからできる量ですね。
2日ほど外では目を瞑りました。

悪気が無い事で言うと、甘い味付きの牛乳やヨーグルトを、チリでは良いものだと思っている人が多いです。
そこを避けるだけでも、かなり砂糖や身体に悪い物、悪い思い込みと習慣と避けた事になると思います。
だから今度今回のチリ滞在ではそこを避けれただけで御の字です。

私はスイーツではなくても「ダラダラ食べさせる事が習慣になったら嫌なのでパンは嫌だ」とお母さんがオーストラリアに来た時に言ったんですが、そんな事覚えている訳がないですよね。
やっぱり今回何かしらお母さんがパンを与えていましたよ。
子どもたちはパンを食べながら遊んでいました。
パンじゃなくても朝ごはんのシリアルに入れる干し葡萄をたくさん与えて、食べながら遊んでいる事もありました。
そうやって我が子は何年も肥満で通院させておいて、しかも今回私たちの滞在中に膝を手術するまでになったのに、何も分かってないんですよね。
孫のトマシートが今から同じ路線を進んでいて、3年前から肥満の事でずーっとチクチク言っていて、肥満確定ですよ。

うちの子たちはオーストラリアに戻ってきても、しばらくはダラダラ食べる習慣が根付いている様な行動がありました。
ご飯を最後まで食べずに残して、でもなん度もご飯を食べようとしていました。
だから次にチリに行く時と誰かがオーストラリアに来る時には、スイーツに限らず間食ダラダラ食べを厳しく取り締まろうと思います。
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チリに住んでいた時、Baco(レストラン)辺りによく行っていました。
Le Bistro とあとイタリアンのレストランも!

イタリアンのは私はそんなに好きじゃなかったんだけど、昔はすごい賑わってたよね〜。
なんかこの2年でオーナーが変わったとか聞いたけど、どうなんだろう?なんか今回、閑散としてましたわ。

ウニのブログでも書いたけど、私はbacoがお気に入りでよく行っていたんですよ。
ウニとフォアグラ目当てで!
あとトイレがToto よね〜!ステキ。
メインはニョッキがなんとも普通のニョッキじゃなくって、でもすっごく美味しいんです。
是非食べて欲しい!
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カキは小粒だからイマイチ。
フェリピートは肉食だし色んなのを頼んでるけど、一通り食べて私はラビオリも好き!
今回フォアグラがもうメニューにも無くなっていて、がっかりでした。

今回Le Bistró にはフェリピートの従兄弟と行ったんですよ。
私たちは気にして見てなかったんですが、たまたまその従兄弟はフランス語ができて、客はフランス人が沢山居たようです。
って事はフランス人も認める懐かしい味なのかな?
私はお気に入り料理は無いけれど、bacoで食べれなかったフォアグラがLe Bistro には有ったんで、もうそれだけで大満足です。
従兄弟が食べていたベジタリアンのフェタチーニ、美味しかったです!

2年ぶりにチリに戻って来ました。
チリ行きが決まってから、何を食べたいか?と考えて一番に思いついたのがウニです。
と言うかオーストラリアの生活でも、日本に旅行に行った時でも「ウニはチリに行った時にだけ食べるぞ」と考えて、食べるのを我慢していましたから。
だってチリでウニって美味しいし安いから!
と言う事で2年間、ウニを口にしてないんですよ。

チリに住んでいる時は、いろんなレストランでウニを食べました。
観光客の多いMercado Centralでも2、3回食べたし、たしか一度La Piojeraでも食べたと思うんですよ。
で、運だと思います。
美味しい時は美味しいし、ちょっと日にちが経ってそうなのはまぁまぁ。
大当たりを狙うのは難しいと思いますが、それでも食べる価値が有ると思います。

私はよく近所の青空市場でも買っていましたよ。
そこでは中身をじっくりと見れたから、新鮮そうかどうかちょっと分かるんでね。
美味しそうなのは生で食べて、食べきれないのは贅沢にウニクリームパスタに挑戦したりしてました。

他にもいくつかレストランに行きました。
で、私は色々試した結果、ウニが食べたい時はBacoに行くようになりました。
チリに住んでいたら、いつでもウニは食べれるっていう安心感から、ちょこっとだけウニを食べれる、バゲットの上にウニが乗ってるぶんを食べに行っていました。
チリのウニの食べ方はたっぷりなんで、それだけでお腹いっぱいになるし、妊娠中とか本当は生のもの食べない方が良いんだろうから、ちょこっと出しのをあえて選んでいました。
ここのは必ず美味しいです。

今回の旅行でももちろんBacoでウニを食べたけど、もっとガッツリ食べたくてTip y Tapに2回行きました。
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噂ではパルケアラウコのTip y Tapのウニが美味しいらしいです。住んでいた時に、どこかのTip y Tapに行く度に「ウニ下さい」と言ってみたけど、有った試しがなくて、この噂が本当かどうかは知りません。
そして水曜日にウニが入ってくるので、水曜日が(時間が分からないので夜の方が良いのかも)一番新鮮で美味しいと言う噂もあります。
私は今回の旅行で、土曜日と木曜日に行ってウニを食べたけれど、どっちも美味しかったんで、水曜日に入って来るという噂もどうなんかな?
チリの食べ方、レモンをかけなくても、そのままパクパクいけますよ!

そしてAleman Experto La Dehesaもウニが美味しいらしいのですが、私が行った時には無かったので残念でした。
でもここならちびっ子が遊べれる場所が中にあるので、ちびっ子連れには良いと思いました。IMG_1958


フェリピートのお父さんとお母さんが来て1ヶ月が過ぎました。
来る前は「お父さんが厄介だから2ヶ月も一緒に住むの大丈夫かなぁ〜」って思ってたんですよ。
なんせお父さん、すっげぇ天邪鬼だから。
もちろんお母さんが大変なのも知ってるけど、そんなに害があるとは思っていませんでした。

この1ヶ月、お母さんがエイシートとユキミータの面倒を見てくれるという理由もあって、私は家でも出かける時でもお母さんといる事が多いです。
こんなにずーっと2人で一緒にいるのは初めてですよ。
そうすると、お母さんのジャブがすごい事に気付きました。
チリにいた時には、1日2回程度のビックリ発言に注目していたけど、そんなもんよりもダメージの軽いジャブの頻度がすごいんですよ。
ジャブってどんなのか?っていうと、私の言う事を分かったふりをしたりとか、意味もない事にこだわって何度も質問してきたり、記憶喪失の様な発言とか、、、、
その程度のジャブでも連発するんで、私がお母さんの質問に答えながらも「これ答えても理解してないし、すぐ忘れるし、意味ないよな〜」と常に思いながら会話してる状態です。
それがけっこうストレスなんですよね〜

そして「お父さんすげぇよなー」って心底思うようになったんですよ。
どうやってんの?って見てたら、最低限の報告と冗談だけで会話しています。
それでもお父さんはジャブを打たれてますよ。
例えば、
母「お父さん、このサラダ美味しいわよ。これは白菜?アーモンドも入ってる。ねえ食べてみてよ!ねぇ食べないの?一回食べて見なって!」
父「お母さん、もう何回もこのサラダ食べてるよ」
そのサラダお父さんが気に入ったので、私がわざわざ週2の頻度で出してるものです。

ある日、私が1人でお隣さんの家に行ってたちょっとした時間で、ジャブがたまたましっかり入る出来事があったんでしょう。
その後の食卓で
母「カヨキート、庭にあるあの木は〇〇の木だと思うわよ」
私「え?いったいどの木?そして〇〇の木って何?」
母「普通は大きくて葉っぱがあって」
木みたいなジェスチャーはずっとしてるんですが、言葉での説明が乏しすぎるし、脈略もなく始まった会話で、私は興味がなかったんですよ。
面倒だからフェリピートを見ると、厳しい顔をして首を振ってるんですよ。
関わりたくない様子です。
母「お父さん、〇〇の木って英語で何?」
お父さん、厳しい顔で完全に無視です!!
一度ジャブがたまたま入った直後だったので、ジャブを避ける為に無視したんですね。

別の日にジャブがたまたま入ってしまった所を、目の前で見ました。
お父さんから楽しそうに「お母さん、今ユキミータが〜」と話しかけていて、話が終わると、お母さんが私に一言質問をしました。
そしたらお父さんが「何一つ理解してないじゃないか!」ってカンカンに怒ってましたよ。
フェリピートに会話の内容を確認してみましたが、手品の様なジャブでしたね〜。
お父さんのただの楽しい話を、どこをどう理解したのか、お母さんのちんぷんかんぷん発言が炸裂しました。

その日はお母さんのジャブが全体的に強めで、私も2回連続クソーって思うジャブがあったんですよ。
それで私もイラッとした態度になっていたんですが、お父さんが天邪鬼な気持ちが分かったんです。
あのお母さんのジャブを受けていたら、お母さんに対しての苛立ちから、「それ間違っとるわ!」って思うようになるんです。
反抗的になるというか。
それでお父さんがこんなに天邪鬼なんだなぁって今回理解できました。
お父さん天邪鬼になっとるけど、それでもよくやってると思いますよ。
神様じゃないからね。
天邪鬼な人にも原因があるという見方ができるようになりました。

私、エイシートに日本語で話してますから、エイシートは日本語を話ししてますよ。
このままオーストラリアに住み続けると、エイシートは英語を主にしゃべるでしょう。

スペイン語は?となると、私がどうにかできるものでもないんで、本人次第ですよね。
チリのジジババ(フェリピートの両親)は、「スペイン語話せないと会話ができないじゃない!」とよく悲しそうに言ってました。
もしスペイン語を教え込んだとしても、言葉って話せていても使ってないと忘れちゃうんで、子どもたちが大人になった時点でスペイン語を話す相手がしょーもない話しかしてなかったら、スペイン語を手放すと思うんですよ。
本人次第でもあるし、周りの人間次第でも有り、でも家族に急に「もっと興味深い話をしろ」と言ってできるわけもないので、やっぱり本人次第ですよね。

今回ジジババがチリからわざわざやって来て、クリスマスを一緒に過ごすので、すぐに「オモチャのプレゼントは禁止、オモチャは何一つ受け取りません。プレゼントはスペイン語の絵本」と強く言いました。
もちろん周りの家族からことづけられるオモチャも、全て絵本でなければ受け付けない事を、繰り返し言いました。
チリにいた頃に、あれだけ私が「オモチャも服も要らない。絵本が欲しい」と1年間言い続けても、誰一人本屋へ足を運んだ人間がいないので、今回は異常な程強く言いましたよ。

それでも疑っていたんですが、絵本がやって来ましたよ〜パチパチ!
到着してすぐに4冊の絵本をスーツケースから出してくれました。
私的にはクリスマスプレゼントに渡してくれたら良かったんですが、これから子どもたちはスペイン語をジジババと学ぶのに使えるから、それはそれで良かったと思いました。
でも実際は、その絵本で読み聞かせどころか、ジジババは開きもしないんですよ。

その4冊を渡す時に、ババは「ほら恐竜の本!ほら農場の本!」とか言いながら1冊づつ出してるのですが、1冊だけ長いタイトルを言ってたんです。
でもタイトルと実際の絵本のタイトル、ぜんぜん違っていました。
実際の絵本は有名な本で、私がチリで絵本を買いに行った時も店員さんが「el
Monstro de color は人気で先日売れて在庫が有りません」と言っていました。
私の予想では、お母さんと末娘のハビエラが、ネット上で有名どころの絵本を2冊注文して、1冊は届くのに時間がかかって結局は間に合わなかったようで、その本のタイトルをババは言ってたんだと思います。
絵本のタイトル、ぜんぜん違うの言ってる〜と思いましたが、目が悪いのかも?と思う事にしました。
にしても、本に書いて有る文字を読もうとしないのも、読む習慣がないからだと思います。

ジジババが来てから家事を手伝ってくれるので、私は時間の余裕ができて、子供達に日本語の絵本をよく読んであげれています。
エイシート、魚の名前や恐竜の名前のマニアックな日本語を、ジジババが来てからどんどん習得してるんですよ。
これをスペイン語でジジババがやれば、エイシートならすぐにスペイン語を喋るのに!
私が読み聞かせをしてる事を見ても、ジジババはやろうという発想にならないのも私には不思議です。
ユキミータが機嫌を損ねて泣いた時も、絵本を見せたら泣き止むのに、それをやって見せてもジジババはそういう発想にならないんです。
絵本で子育てをする習慣がないって、想像以上に闇が深いと思いました。

そもそもはチリでは本が高いから、本を読む習慣が有りません。
結局裕福な家庭だと本を買う余裕が有り、本を読んで教養がある人たちがまた成功して、これぞ格差社会!!!
わかりやすーい!

エイシートは、そんなに人に興味を持ってコミュニケーションをとるタイプではないので、絵本を開かないジジババとスペイン語で話す必要性があまりなく、今は「牛乳がほしい」くらいしか言いません。
でも一回ジジが動物をスペイン語で言っていたのを聞いて、次の日に何種類か言えていました。
子どもの頭って本当にスポンジだわ。しかも発音いい!ネイティブスピーカー!
エイシートに関しては、絵本の読み聞かせでのスペイン語習得の効率が人一倍良いと思います。
ちょっとフェリピートからジジババに、絵本の読み聞かせをするように、強く言って貰おうと思います。

フェリピートのお父さんとお母さんがオーストラリアに遊びに来てくれています。
到着して次の日にフェリピートが怒っていました。
怒っていた相手はチリからお母さんに電話してくるお姉ちゃんのパメラです。
「切れ、切れ、切れ、切れ!電話してくんなって言え!」ってお母さんに言ってるんです。
フェリピートの言い分は「くだらない電話すんな」って事で、それは確かに〜。
でもフェリピートは月に2、3回パメラと電話するんですけどね。

お母さんは毎日誰かと電話で喋ってるんですが、それも何人も!でもそれはチリにいてもやってる事で、お母さんは姉妹が多いから、まぁ誰かしらとペチャクチャやってるんですよ。
それにオーストラリアに来たから、状況とか言いたいだろうし、チリにいる子どもたちの事も気になるだろうから、いつも以上に電話をしたい気持ちもあると思いますよ。
電話の内容を聞くと、孫であるエイシートとユキミータの事をよく話していますよ。
孫の話なんて、たあいもない事です。

で、ある時話を聞いてると
お母さん「昨日は歩いて買い物に行ったのよ。ビール買って、パン買って、バター買って、レタス買って、、、」
私的にすっごく面白くって、よくその話を聞いてくれる相手がいるなーって思ったんですよ。
たあいもない話の究極だと思うんですよ。

面白いのでフェリピートに話すと、失笑した後に怒っていましたよ。
「だからパメラに電話して来んな!って言ってるんだよ〜。そんな話ばっかりしてるんだ。パメラもヒメナ(妹)も毎日お母さんに電話してきて、朝何食べたか聞いてんだよ!おかしいだろ!」と。
そんなに怒らなくっても良いと思うけどね、でも誰か怒ってあげた方が良いのかも?

本来なら重大な事が無い時にたあいもない話になるんだと思うんですよ。
チリ人ってコミュニケーション能力に長けているから、たあいもない話を楽しくどんどんできちゃうんですよね。
話す事が習慣化してるから、たあいなさを極めてしまって、究極にたあいない話ばっかりしちゃってる状態なんでしょうね。
怒ってあげた方が良いような気がしたのは、究極にたあいもない話ばかりに慣れすぎて、深く考えながらする話ができなくなってるんじゃないかと思ったんですよ。
それはそれで良いのかな?
それで楽しい人が喋っているわけだし。
時々チリ人の親子で、寝る前に必ず電話で話すと言う親子の事を聞きますが、こういう事なんでしょうね。

最近フェリピートが、チリ人の哲学者が推薦している本を読んでいます。
今のチリの問題を理解するヒントとなる本として手を取ったのですが、子育てにもとても参考になる内容で私も興味深々です。

何で今のチリの問題(暴動があった事)と子育てが関係しているのかって、チリの子育てが暴動を起こしてしまう人間を作っているからなんですね。
こわ〜い。
日本人からしたら、「当たり前じゃん!」っていう内容もあるけど、それを論理的に説明してるから面白いです。
チリでは極端では有るかもしれないけど(アメリカも)、世界全体的にそっち方向に進んでいるような多くの事が要因になってます。

その中で私が共有したいと思った情報が有ります。
人間が心の病気にかかる原因となる考え方(感情)が、12個に分類されていました。
その12個は全てひっくるめてマイナス思考と片づけられてしまうような考え方です。
大ざっぱに言うと不安感です。
細かく分けられてる所が専門家っぽくって説得力を感じますよね〜
考え方によって脳だったり身体に起こってる原因が違うんで、細かく分けてるみたいです。
でも全部ただの単純にマイナス思考!

その不安感は、自然とふとやって来る物らしいです。
中には遺伝によって傾向が強い場合も。
もしかしたら生存するには有利だった傾向だったかもしれませんよね。

ダメな子育てでは、親が「子どもの気持ちに寄り添う」とか「子どもの気持ちを尊重して」と極端に子どもの気持ちの通りに行動をして、行動を制限する躾などを怠っていたら、子どもは気持ちのまま行動する人間に成長してしまう事らしいです。
湧き上がる気持ちが正しいと信じてしまっている人間は、事実ではない不安感にさえも支配されてしまい、心の病にかかってしまうのです。

私がチリに初めて着いた日に、フェリピートの従姉妹が精神科医に診てもらうためにサンティアゴに来ていたというのもあり、その後もチリ人って精神的に弱くない?と疑問に思っていました。
すぐにお医者さんに頼る部分はいい事で、だから自殺者は少ないのだと思います。
ここは日本人は見習うべきだと思います。

でも、なんでこうも精神的に弱いんだ?と疑問でした。
私にはチリの子育てが気持ちに寄り添っているかとかは全く分かりませんが、チリ人は思い付きで行動をする傾向が有りますよね。
その時になれば気分が変わるかもしれないので予定を立てれないとか、気分が変わるのは仕方がないから約束をすっぽかす事が許される文化ですよね。
ラテン系の情熱的な部分を説明するにも、気分を重視ししがちな文化だからだと言えると思います。
それが情熱的!と美化されていると、感情を肯定しているので、事実とは違う不安感にも気がつかなくなっちゃうんですね。

フェリピートのお姉ちゃんのパメラが、今年になって私に不妊治療について相談してきます。
私は経験と有る知識を全て教えてあげたのですが、「不安で不安で、怖い」という事で、不妊治療をしないらしいです。
流産の確率を減らすための着床前検査について話しても「また流産をする気がする」と言うのです。
これが事実とは違う不安感に支配されている状態です。
ちょっと私には理解できない事でしたが、この本で納得できました。

この本では、もっともっとチリ人を説明する話があって本当に面白いです。
また共有したいと思います!

ユキミータが生まれたので何かしらチリの領事館にお世話にならないといけませんよ。

私は日本の方の手続をして、フェリピートがチリの方の手続をしていたので、それを側で見ていてフェリピートが可哀想でしたよ。
最初はフェリピートは「あのおばさん、俺のお母さんと同じじゃわ!悪い人じゃないけどヤバイ」って言っていました。
仕事の要領が悪いから予定を組めないのか、毎回「来週電話するから、そしたら来て」と言うんです。
急に電話がかかって来て行かなくてはいけないと言うやり方。
そのやり方で(ユキミータとは別の件も含めて)3回くらいフェリピートは行っていましたよ。

そして最後にお世話になったのが「来週の水曜日に電話するから、そしたら来て」と言っておきながら電話がかかって来ませんでした。
あぁついに有りましたね。
どこまでチリよ!

フェリピートは平日だから、そのために仕事にゆとりをもたせていたりしていたのに。
「あいつ!まぁお金は払ってないからいつかは困って電話してくるだろうよ!」と言って放っておいたら1か月後に電話がかかって来ましたよ。
時間かかったね〜

その最後はユキミータを連れて、フェリピートも私もサインしないといけなかったので、自動的にエイシートも連れて行く事になりました。
時間を言われて行ったのに、女の人を対応していて、おばさん「すぐに終わるから」ってその女の人に外の待合室で待つように言いました。
「すぐ」ってどれくらい?その感覚分かりませんよね。
絶対にすぐじゃぁないだろうし。

そして手続をするのに「あなたたちの書類、どこに置いたかしら、さっきまであったのに。さっき見たのに」とかやってるんですよ。
それをハサミでも「ついさっき使ったのに」とやるんです。
そりゃぁ時間がかかるよね。
ずっとその調子なんだろうな。

何やらしてる間にフェリピートが世間話でおばさんに質問をすると、おばさんオーストラリアに35年、パースに来てからは25年らしいですよ。
25年経っても、仕事の段取りを組み立てれないんですね。
そして、おばさんが準備していた書類を確かめると、ユキミータが男の子になっちゃっていました。
それを指摘すると、おばさんもうガックリで、ため息つきまくりで書類を一から作り直していましたよ。
そういえば昔、エイシートのチリの予防接種のノートも、女の子と間違えられていましたよ。
まぁ、チリでは何でも間違える頻度高いですから、そんなもんですよね〜。
それが領事館でやられるのは、ちょっと考えもんだけど、そういう人間の集まりだから仕方がない。

作り直してるおばさんはため息ついてるけど、私達もゴソゴソしたい盛りのエイシートをじっとさせとくの、大変なんですけどねぇ。
ユキミータだってお腹が空いてきちゃったから授乳したし。
それにさっき外に出された女の人も、ずーっと待っていましたよ。
結局1時間もかかりました。
こんなだから、急に電話して「来て」と言うやり方なのでしょうか?

最後にエイシートにおばさんがチョコレートをあげようとしたから、うわーチリだわって思いましたよ。
フェリピートが断ると「でもなんで?」って聞いていました。
「砂糖はあげない方針だから」と答えていましたが、おばさんの顔、なんも考えて無い顔!
私はフェリピートのお母さんを思い出して、聞いといて正にすぐ忘れるパターンの人だわって思いました。

オーストラリアでもう世界水準の生活に浸っていますから、チリ水準のおばさんにどっと疲れました。
「しばらくはチリに行かんでもいいかなー」って夫婦揃って口に出ました。
それにしても、チリであの調子ならみんなそうだから気がつかないだろうけど、あの調子をオーストラリアでできてるのも、ある意味あっぱれ!
久しぶりにチリを経験しました。

1週間おきぐらいの間隔で、チリの家族とビデオ電話しています。
それでお互いの近況を知れるんですが、チリからのぶっ飛んだ近況報告が聞けました。

フェリピートのお父さん、夜中にベッドから落ちたらしいです。
私はオーストラリアへの移動で、3ヶ月のホテル住まい中、エイシートがベッドから落ちないようにベッドを移動させたり、枕を床に置いたりなどで、必死でした。
ベッドから落ちる事を想定してても、実際にエイシートがベッドから落ちると、ビックリするし心配だし、そしてめっちゃ笑っちゃうんです。
想定外のお父さんが落ちたもんだから、もう10倍はビックリしましたよ。

更に話は続き、お父さんは床にうつ伏せに落ちたのですが、その時に両手が体の下に入り、自分で起き上がれなかったらしいです。
え?そんな事ってありえる?って思いますよね。
衝撃なんですけど!
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3ヶ月になったばかりのユキミータが、2回連続で寝返りをしてしまった事があるので、それからうつ伏せにならないか心配で気を付けているんですが、大人でも起き上がれないとか有るんですね。

お父さん、太ってるけどそこまで太ってる?
確かに私の結婚式で袴を着てもらう時に、お腹周りの紐の長さが足りなくて2つを結び合わせていました。
私たちがオーストラリアに来る前、お父さんは2週間ほど旅行に行き、戻ってきた時に「あれ、お父さんまた太った?」って思ったんですよ。
フェリピートに確認したら、フェリピートもそう思ったみたいです。
もしかしたら、今ぐんぐん成長しているのかもしれませんね。

お父さんたちは1階で寝ているのですが、2階で寝ているセバスティアンが、お父さんがベッドから落ちた音を聞いてすぐに駆け降りて確認しに来たらしいです。
大きな音がして何事かと思ったんでしょうね〜。
お母さんはまだベッドから起き上がってなかったみたいで、どれだけセバスティアンが急いで降りてきたのかが分かります。

そしたら床で動けなくなっているお父さんがいたので、セバスティアンはその場で大笑いだったらしいです。
そりゃぁそうですよね。
話を聞いてる私たちも大笑いですから。
そしてセバスティアンはそのまま腹を抱えて2階に戻って行ったらしいです。
セバスティアンらしいです。
お母さんがお父さんを助けたらしいんですが、重たい体を動かすの、大変だったみたいですよ。

愉快な家族です。
チリからの便り、家族以外からも色々と有るんですが、けっこう面白いです。

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