ユキミータが生まれたので何かしらチリの領事館にお世話にならないといけませんよ。

私は日本の方の手続をして、フェリピートがチリの方の手続をしていたので、それを側で見ていてフェリピートが可哀想でしたよ。
最初はフェリピートは「あのおばさん、俺のお母さんと同じじゃわ!悪い人じゃないけどヤバイ」って言っていました。
仕事の要領が悪いから予定を組めないのか、毎回「来週電話するから、そしたら来て」と言うんです。
急に電話がかかって来て行かなくてはいけないと言うやり方。
そのやり方で(ユキミータとは別の件も含めて)3回くらいフェリピートは行っていましたよ。

そして最後にお世話になったのが「来週の水曜日に電話するから、そしたら来て」と言っておきながら電話がかかって来ませんでした。
あぁついに有りましたね。
どこまでチリよ!

フェリピートは平日だから、そのために仕事にゆとりをもたせていたりしていたのに。
「あいつ!まぁお金は払ってないからいつかは困って電話してくるだろうよ!」と言って放っておいたら1か月後に電話がかかって来ましたよ。
時間かかったね〜

その最後はユキミータを連れて、フェリピートも私もサインしないといけなかったので、自動的にエイシートも連れて行く事になりました。
時間を言われて行ったのに、女の人を対応していて、おばさん「すぐに終わるから」ってその女の人に外の待合室で待つように言いました。
「すぐ」ってどれくらい?その感覚分かりませんよね。
絶対にすぐじゃぁないだろうし。

そして手続をするのに「あなたたちの書類、どこに置いたかしら、さっきまであったのに。さっき見たのに」とかやってるんですよ。
それをハサミでも「ついさっき使ったのに」とやるんです。
そりゃぁ時間がかかるよね。
ずっとその調子なんだろうな。

何やらしてる間にフェリピートが世間話でおばさんに質問をすると、おばさんオーストラリアに35年、パースに来てからは25年らしいですよ。
25年経っても、仕事の段取りを組み立てれないんですね。
そして、おばさんが準備していた書類を確かめると、ユキミータが男の子になっちゃっていました。
それを指摘すると、おばさんもうガックリで、ため息つきまくりで書類を一から作り直していましたよ。
そういえば昔、エイシートのチリの予防接種のノートも、女の子と間違えられていましたよ。
まぁ、チリでは何でも間違える頻度高いですから、そんなもんですよね〜。
それが領事館でやられるのは、ちょっと考えもんだけど、そういう人間の集まりだから仕方がない。

作り直してるおばさんはため息ついてるけど、私達もゴソゴソしたい盛りのエイシートをじっとさせとくの、大変なんですけどねぇ。
ユキミータだってお腹が空いてきちゃったから授乳したし。
それにさっき外に出された女の人も、ずーっと待っていましたよ。
結局1時間もかかりました。
こんなだから、急に電話して「来て」と言うやり方なのでしょうか?

最後にエイシートにおばさんがチョコレートをあげようとしたから、うわーチリだわって思いましたよ。
フェリピートが断ると「でもなんで?」って聞いていました。
「砂糖はあげない方針だから」と答えていましたが、おばさんの顔、なんも考えて無い顔!
私はフェリピートのお母さんを思い出して、聞いといて正にすぐ忘れるパターンの人だわって思いました。

オーストラリアでもう世界水準の生活に浸っていますから、チリ水準のおばさんにどっと疲れました。
「しばらくはチリに行かんでもいいかなー」って夫婦揃って口に出ました。
それにしても、チリであの調子ならみんなそうだから気がつかないだろうけど、あの調子をオーストラリアでできてるのも、ある意味あっぱれ!
久しぶりにチリを経験しました。