ほんと何年ぶりだろう?3年ぶり位だと思うんですが、リナレスのメルカドに行ってみました。
オーストラリアに行くにあたって、チリらしい物を手に入れたくて!
特にポンチョが欲しいんですよ。
メルカドに行くために、車を駐車する場所を探して街の中を10分ほどグルグルしました。

その間私は外の様子に釘付けでした。
だって私が初めてきた8年ほど前と、全く変わらない様子なんで!
こんなにも変わらないか?まるでタイムトリップ。
この街、時間が止まってる!
8年前を私は知っているけど、きっと雰囲気からして10年はもちろん、20年も30年も変わってないんだと思うんですよ。

私は冬にリナレスの街をウロウロしたのは初めてで、時折見るポンチョ姿の人に感動しました。
こういう独自の文化を見るの好きなんですよ。
しかも今も生活に残っていて、それはサンティアゴでは感じる事ができませんから。

でも腑に落ちたのは「これじゃぁリナレスの人たちは、世界もずっとこのままだと思ってしまうよな」って事です。
フェリピートのお母さんはサンティアゴに住んでいますが、リナレス出身で常にリナレスとサンティアゴを行き来しています。
だからああいった時が止まったような発言をするのも理解できます。

リナレスの街の秩序の無い様子、そりゃぁフェリピートのリナレスに住んでいる親戚もみんな、悪い方法で金儲けに走るのもわかります。
PCR検査を受けて、コロナ陽性と分かった次の日でも普通に誕生日会に行ってしまう従兄弟の行動も、この街の雰囲気を見れば納得できます。
そういうモラルとか常識とかも全て時が止まって置いてけぼりにされているかの様です。

私はグルグル同じ場所を周る10分間、ずーっと外の様子に釘付けでしたよ。

今まで旅行者だった私はこういう景色が大好きだったんだけど、今は色々な事が分かり、まして8年間全く進歩が無い様子を見て、とっても複雑な気持ちです