ダメ絶対と言えばドラッグ。
時々ブログに、フェリピートの従兄弟の中に薬中が居る事を書いていますが、その事についてです。
フェリピートには40人従兄弟がいまして、薬中がめっちゃいます。
私の知ったこっちゃないです。

でも時々聞く噂で、残念に思う時が有ります。
薬中の子の発言に対してです。
もう思考回路がバカになっちゃってるんですね。
40人の中で一番アウトな子の話なんですが、16歳だった時に私は会って話をした事があります。
もうその頃には足を踏み外していて、私も予想ついていた上で話をしました。
それでも、すごく良い印象が残っています。
知っている英語を使って私と会話しようとする時点で、他の従兄弟とは違っていました。
けっこう不自由無く意思疎通ができるレベルでした。
会話の内容はもう覚えてないけれど、私も会話を楽しんだ記憶があります。
私に興味を持って質問してきたという事は、チリではかなり珍しくて、今思い返してみると、かなり賢い子だったんだと思います。

最後に会ったのは、三年前で20歳になっていたと思います。
その時はディジュリドゥを演奏してくれました。
それが本場アボリジニさながらの演奏で、音色も綺麗で力強いんです。
ディジュリドゥって口で息を吐き続けるのと同時に、鼻から息を吸わないといけません。
それだけを習得するだけでも、かなりの努力、根気、集中力が必要ですから、すごい子だと思いました。
あの子、かなり良い素質を持って生まれてきたと思います。

あれから時は流れ、23歳にして、もう薬に蝕まれてしまっていて、正常な思考もできないんです。
すっごく残念です。
ドラッグって、人をダメにしちゃうんですね。
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私、最初に「私の知ったこっちゃないです」と書きましたが、そう思うのも「なんで親戚は、こうなる前に手を差し伸べないんだ」という思いもありました。
家族がダメでも「親戚の誰かが親身になって叱ってあげれなかったのか?」と。
「家族、親戚が何もしないんだから私の知ったこっちゃない」という周りに対しての怒りも有りました。

でもよーく周りの人の話を聞いていると、やはり親戚は手を差し伸べているんです。
彼には今でも何度も、正しい道に戻って来るキッカケが、叔父や叔母から与えられています。
それは薬に直接関係する事だけでなく、生活が改善するような、手助けだったり、色々あります。
なんせ人数が多いですから恵まれています。
決して他人だと思っているわけではないんです。
でも、それさえも裏切ったり踏みにじったりしてしまうのが薬中なんですね。
きっと、そのキッカケが全く見えなくなってしまうんです。
正常でなくなるんです。

エイシートが生まれてきて、親として、見えているかな?聞こえているかな?といちいち気にして過ごしているし、頭を打たない様に丁寧に扱っていたりします。
心身共に健康に育ってほしいと、願って育てるのが普通だと思うんですよ。
それを薬中となって、自ら正常に機能しないようにするだなんて、親としてこんなに悲しい事はないです。
だからダメ絶対なんですね。