甥っ子のトマシートは5歳で、母親は育児放棄気味なので、ある意味スクスクと育ってきました。
今は母親の実家に住むようになり、みんな頭を抱えながらも、今までの分を取り返す様に必死に躾し直しています。
とっても根気がいりますよ。
年相応でない事ばかりなんで、躾けする方も腹が立ったり呆れたりして、なかなか根気が続かないんですよ。

しかもトマシートはなかなか言う事を聞かないんですよ。
年上の人を敬う事を教えてないので、言う事を聞かず、躾の要領が悪いんですよね〜。
特にセバスティアンは21歳でハビエラは17歳で、自分の母親が弟や妹として接している態度を見ているので、トマシートも舐め切っています。
2人ともいつも厳しく的を得た、大切な事を言ってるのに、全く響いていませんから。

お爺ちゃんとお婆ちゃんは、少し甘い部分も有りますが、ガミガミ言ってますよ。
第一線に立って躾をしないといけませんから、大変ですよ。
ただ悲しい事に、トマシートに響いていませんけど。

家の中の大人が5人も、根気よく躾けて意味が無いとは思えませんが、どう見てもトマシートには響いていないんで、要領が悪いです。

フェリピートはトマシートにとって、時々来る、遊んでくれる叔父さんとして大好きな様で、ずーっとふざけています。
躾ける時はフェリピートは厳しいので、ちゃんと手応えがあります。
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そして、自分で言うのもなんですが、私が怒る事が一番手応えが有るんですよ。
例えば、食卓で家族全員が「やめなさい」と叫んだ場合、必ずトマシートは私の顔を見て止めます。
トマシートは怒られた時、普通は無視してますが、私には返事ができます。
ひどく怒られた時は、普通は全力で走って逃げるんですが、私には「あ〜ん、そんなに怒らなくっても〜」と困った顔して近寄って来たり、ちゃんと直したりします。
私も含めてみんなが怒って大泣きした後も、少し落ち着いたら私の所に来ます。
どうも好かれてもいるようなんですよね。
普段から私の役に立とうとしているし、私に対しては故意に邪魔したりはしません。
まだちょっと他人行儀な所がある感じでもあります。

私がスペイン語を上手く話せないから、口数が少ない分貫禄が出ちゃって、怒った時の効き目があるような気もします。
でもスペイン語が話せたら、もっとちゃんと色々と躾ができると思うんで、悔しく感じます。
その反面、私は子ども相手でも本気で怒って喧嘩しちゃうタイプなんで、スペイン語を喋れないぶん、喧嘩ができなくて良い場合も沢山あります。
でもどうしても怒りを表現したい時は、大きな声を出したり、ポーンとお尻を叩いたりもしちゃいます。

私が躾けるのが一番要領良いはずなのに、私のスペイン語の問題と気性の問題で、スムーズには行かないんですよ。
だから結局、他の家族と同じように要領悪いです。
残念な事です。