お腹の中の赤ちゃんには、「4月に生まれて来るんだよー」とずっと語りかけていて、ちゃんと生まれずにいてくれています。
この間に準備をしっかりしておこうと思ったからです。
準備って、臨月に入ってからする事を薦められている、会陰マッサージや乳首マッサージが主でした。
でもいざ臨月にはいると、しんどいんです。
疲れる。
自分が新生児のような生活をしています。
食べて寝てトイレに行って、の繰り返しです。
マッサージしようだなんて余裕はありません。

とりあえず赤ちゃんがお腹の中ですごく動いて、お腹の皮膚が痛いので、お腹にオイルを塗る事だけはやっています。
マタニティヨガなんてもう2ヶ月ほどやっていません。
疲れすぎちゃってて、そんな余裕がないんですね。
赤ちゃんが大きい分、ご飯をちょこっと食いで再々食べるので、1日に何度も食べないといけませんから、時間の余裕もないんです。
そしてすぐお腹がすきます。

激しい胎動がおさまると、急に疲れが来ることもしばしば有り、座ってもいられず横になります。
日によっては足が凄く疲れて(浮腫んではないけれど、浮腫む感じと同じ)、すぐ足を上にして寝転びたい時も有ります。
赤ちゃんが私の足の付け根の辺りを手で押して遊んでいる時は、足が外れそうな程の痛みが有り、それにはずっと怯える日々です。

そんな中、出産準備のマッサージよりも優先しないといけないのが、入院準備と赤ちゃんのお迎え準備です。
簡単に終わると思っていたけれど、疲れやすい臨月時期では、時間がかかりました。
新生児が必要な物の水通しは勿論ですが、チリは今は夏の終わりで、後々寒くなってからは難しくなってくる物の洗濯も、オモチャも洗いました。

今までは洗濯物を腕で抱えて外に持って行き、干していたのですが、赤ちゃんの物って小さいから、落としてしまいがちなんですよね。
そこでカゴが必要だ!となっても、すぐに自分一人で買いに行く事ができないんですよ。
他にも準備を真剣にする事で、必要な事に気がつき、例えば床拭きの布を買い足したいと思ったり、赤ちゃんにも安全な洗剤が欲しいと思ったり、色々と必要なものが出てきます。
あと赤ちゃんへのプレゼントを頂いたけど、必要のない物なので交換しに行かないといけないし!
そんなのも臨月の疲れやすいコンディションだと、すぐにはできないんですよねー。

そして赤ちゃんは、しっかりとお腹の中で4月になるのを待ってくれているので、親思いの良い子なんですね。
お腹の中で暴れてはいますが、それでも留まってくれていますから!
やっと準備の終わりが見えかけた頃、チリにも新型コロナウイルス問題がやって来ました。
不自由な状況ですよ。
そして赤ちゃんはついに、日本の母子手帳の成長曲線の枠外にはみ出す大きな子となりました。
もう4月まで待たなくってもいいから、生まれて来て欲しい!と勝手ながら思うのでした。
でもこの激しい胎動あとわずかでお別れだと思うと、それはそれで寂しい物があります。