暴動やデモの事から一旦離れたいと思います。
今回はデモがある1週間前に行った、コヤイケの話です。

またまた週末2泊3日でチリの南、パタゴニア地方に行ってきました。
3月にマーブルカテドラルを見に観光へ行き、フェリピートがのんびりとした雰囲気を気にいったので、また同じ地域で今度は違う方向に旅行へ行きました。
空港は小さな村?バルマセダと言う名前なんですが、拠点となる町はコヤイケと言います。
今回はバルマセダから西側へ、コヤイケ、プエルト・アイセンと行きました。
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前回は3月の秋で、今回は10月の春です。
バルマセダ付近は乾燥気味の土地で、コヤイケに近くなればなるほど、緑でキレイな景色になってきます。
さらにプエルト・アイセン側に進むと、更に緑が濃くなっていきます。

チリは常にアンデス山脈が東側にあって、アルゼンチンとの国境だって言う意識でいると、ハッとさせられます。
アンデス山脈は、南に行くにつれて消滅しつつ海側(西側)に広がるんです。
だから今回私が旅行したルートでは、東側は平気味で、西側に山が集まっていました。
アンデス山脈と交代で、もりもりした部分がフィヨルドになった感じで、西側にあるんです。

そして国境の様な存在だったアンデス山脈がないので、パタゴニアではチリとアルゼンチンの文化が混ざり合った状態と言うか、パタゴニアの文化です。
チリではワソと言うカウボーイの人たちが居ます。
綺麗な赤い色が入ったポンチョを着て、ツバが広く浅い帽子を被って馬に乗っています。
でも今回私がコヤイケで見たワソは、ベレー帽を被っていました。
ポンチョも、手作り感がある暖かそうな羊の毛の自然色をベースとした、手作り感が有る暖かそうなポンチョでした。
馬も背が低く太い、力強い馬でした。
それを見て思い出したのは、テレビで紹介されたアルゼンチンのガウチョです。
アルゼンチンのガウチョは、チリのワソよりも世界的に有名ですよね。
アルゼンチンのカウボーイです。
まさに暴れ馬を乗り回す所を、テレビで見た事が有ります。

私が今回コヤイケで見たワソというべきなのか、ガウチョなのか、写真を撮るのも忘れて、ガン見してきました。
きっとお洒落とか趣味の領域ではなく、本当に家族で伝統的な暮らしをしている人だと思います。
チリにいながら、チリでないような感じがしました。

そしてコヤイケの人たち、接する人みんな親切でした!素晴らしい!!
食べ物はラム肉がよく食べられています。
人の近くを通ると、体からか服からか、ラムの臭いがしてくる事がありました。
川ではサーモンやマスが取れるようで、魚もよく食べられているようです。

田舎の小さな町にしては、レストランやカフェで食べる料理のレベルが高いです。
これもアルゼンチンの文化が大きく影響しているからではないでしょうか?
特に私が何度も行っているイタリアンレストランは、完全にアルゼンチン人サマサマですね。
パスタそのものが美味しいですから!
(アルゼンチンはイタリア系移民が多いから)

田舎の町で観光地と言うわけではないので、物価は低いです。
だからレストランでは安くて美味しい物が食べられる上に、店員さんの親切で暖かい対応があって、超お得感が有ります。
週末にリフレッシュできる最高の場所だと思います。
だからまた行きます。