私が天使だと言っているのは、近所のクリニカアレマナの採血をしてくれる所です。
そこで働いている人たちは、私が出会ったチリ人の中で一番ステキなチリ人なんです。
私が接した事があるのは4人の女性と1人の男性ですが、みなさん超普通です。
一般的なチリ人の仕事、特に接客態度の平均点は、日本では落第点です。
でも、そこで出会った5人は確実に、日本人感覚で普通です。
だから天使って言っているんです。
もしそこに平均的なチリ人が働いていたら、妊娠後の血液検査なんて「えーーーまた採血、やっても同じなのに、めんどくさいわぁ」って嫌で嫌でたまりませんよ。
それが「またあのお姉さんが担当なら良いぁ」なんてワクワクしながら行けるんです。
「あのお姉さんたち、部署移動で移動していたらガッカリだな。でもあそこで働いている人、みんなマトモな人だから、もし新しい人でも大外れはないだろう」と安心感がある程です。
私が流産した時や不妊治療開始時には、もう毎週の様に通っていました。
だからその頃なんて、みんなアジア人顔の私を覚えてくれていて、常連さんの様に親切にしてくれていました。
今回妊娠したので、半年ぶりに血液検査で行きました。
最初の受付で担当してくれたのは、私のお気に入り第2位のお姉さんでした。
やっぱりお姉さんはアジア人は全員同じ顔に見えるようで、私を半年前の私と把握してなくて、支払いの事をしっかり心配してくれる対応をしてくれました。
だからお姉さんはわざわざ、この人高いの知ってるかな?って私を気にかけてくれるんです。
親切ですねー。
この気がきく対応、チリ人はできませんよ!
私が保険を3つ持っている事を確認して、最終的にはには5千円程で済んでいるのですが、きっと私が不妊治療枠で上限を達してしまったが為に、効かなかったであろう血液検査が有り、わざわざ教えてくれました。
丁寧ですねー。
9万が5千円になったんで、不満はないんですが。
そして実際に採血を担当してくれたのは、私のお気に入り第1位のお姉さんでした!
癒されましたー。
私は、この人の接客はチリ人ではあり得ない程に笑顔で優しいので、他の近隣の国の人だと思いました。
チリで感じが良い人は、ほぼほぼ外国人です。
だからお姉さんに「あなたはチリ人ですか?」って一番最初にきいて、チリ人だと確認していますから!
奇跡のチリ人です!
このお姉さんの採血、もうかれこれ4回ほど経験していますが、一番最初は痛かったと思うんですよ。
しかも、なんかせわしかったし。
毎回検査の数が多いので、大変なんですよ。
それが、道具やテクニックも変わったのか、せわしく動く事もなくなり、痛さもどんどん無くなってきているので、毎回上達している感じがしました。
チリで改善という概念がないので、上達もしない人が多い中で、お姉さんは短期間で確実に上手になっています。
そして今回は半年ぶりだったんですが、全く針の痛さを感じなかったんです。
私、採血が嫌いなんで、いつも逆方向に顔を背けています。
気配でお姉さんが動いている様子を感じるのですが、お姉さんが全く動く気配がしないんです。
そしてお姉さんは「気分は大丈夫ですか?」と聞くので、早すぎるとは思ったんですがお姉さんが動いていなかったので、採血が終わったのかと思い振り返りました。
見たく無かったんですが、まだ採血中でした。
腕には針が刺さっていたし、細いチューブには赤い血が通っていました。
全く痛く無かったので、針が刺さっていた事にビックリです。
そしてお姉さんはあまり動く事もなく、10本近くの血を取りました。
お姉さんは、私の妊娠にすぐに気がついて、喜んでくれました。
きっと会わない半年の間も、心配してくれていたと思うんで、お姉さんの為にも妊娠できて良かったと感じるほどです。
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