私は2月に帝王切開でケンシートを出産し、生後1週間目前で医療ミスにより亡くしました。
まだ帝王切開の痛みがある時期から、次の妊活の再開について考えていました。
ネット検索をすると、帝王切開後は1年を置かないといけないというのが主流のようです。
最近は半年後からと言われる事も増えてきているようです。
海外の場合だと、直後からでもオッケーと言われている場合もありました。
この差はなんだ?
チリではどうなんでしょうか?

出産後の検診に行くと、産婦人科のお医者さんに「8ヶ月は妊娠しないように。出産でお母さんの栄養は赤ちゃんに取られているから、直ぐに妊娠したらお母さんの身体が早く歳をとるからね。たくさん肉を食べるように!」と言われました。
8ヶ月って、、、結局はお医者さんのさじ加減かぁ。
私のお医者さんは栄養面の事を考えて8ヶ月と言っているらしいです。
とりあえず栄養を取らないといけないんだと、真剣に考えました。
でも栄養を取りたくても、息子を亡くした悲しみから、そんな食欲もモチベーションもある訳がありません。
夫婦で話し合い、心の健康と体の健康のバランスを考えて、私たちはお医者さんを無視して妊活を3ヶ月後に始めることにしました。
私の場合「3ヶ月後から妊活を再開するために肉をたくさん食べよう!栄養を取ろう!」と思えた方が、8ヶ月先の事にするよりも、健康になれる自信がありました。

1ヶ月後にまた検診に行くとお医者さんに「おーもう排卵してるよ。早いなー!妊娠する可能性があるから気をつけてよ。8ヶ月は絶対に妊娠したらダメだよ。次の診察は7月だからね。7月に妊娠しただなんて事が無いようにね!!」と強い口調で言われました。
そんなん言われても私たちの考えは変わらず、妊活を再開しました。

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そしてつい先日、7月の検診に行ったのですが、その直前に妊娠検査薬で陽性が出たのです。
お医者さんにフェリピートが「実は妊娠してるっぽいんだけど!」と言うと、、、
お医者さんはニコッと親指を立てて私を見るのです。
もちろん8ヶ月妊娠したらダメだと言っていたお医者さんです。
結局今回は化学流産したので、妊娠はしなかったんですが、妊娠してても良かったんですね。
産婦人科医として妊娠した事を喜ばない訳にはいかないんでしょうね。
チリの私の産婦人科医の先生はこんな感じでした。

エコーを見たときに先生は「まだ小さ過ぎて胎嚢が見えないよ。実は排卵が遅かったんだろうね」って言うから、私は心の中で「排卵日は遅れてないから、今回は流産だな」って思ってたけど、先生は終始前向きな話しかしていませんでした。
いつもの様に血液検査をする様に言われ、食べ物のアドバイスとサプリの処方。
8ヶ月妊娠してはダメな事には全く触れる事が有りませんでした。

帝王切開後の妊活再開については、私の様に子どもを亡くした人にとってはとても気になる話だと思うんで、引き続き書いて行こうと思っています。