最近、私達が気に入ったアパートの間取り図を、フェリピートのお母さんに見せた時、全然理解できないようで、ぜーんぶ聞いてきます。
「これは何?」という質問に、
「バルコニーだよ」「キッチンだよ」
と答えながら、老眼かな?と最初は思ったけど、最後に
「寝室はいくつあるの?」
って質問が来た時には、絵を見ても理解ができない人だという事が分かりました。
これじゃあ勉強もできんかったろうなぁ。
今までの理解に苦しむ行動や言動が、なるほどね〜と思えてきました。
なるほどね〜というか、こりゃ理解不可能じゃわ!って事が分かりました。
フェリピートのお母さんは、前から私は日記に「全く料理をせん人だ」って事をちょくちょく書いていたけど、冬になったらするっぽいです。
今まで私はチリに夏しか来たことがなかったから、毎日出前を頼んでいるのしか見たことがありませんでした。

今年夏も何度も家に行ったけど、キッチンを改装前で、キッチンは空っぽ。
さらっさら料理はする気がないといった感じでした。
行くたびに、すごい大量の果物を一生懸命切っていたりして、何やってんだろー?と思っていました。
未だにキッチンは完成はしてないけど、一応料理はできる状態になっています。

冬になって最近、夕食の時間ぐらいに実家を訪れると、キッチンで料理しているお母さんを見ました。
マッシュルームのスライスとほうれん草を炒めていました。
肉ではない!!って事はちゃんとした料理!

私はちょっとキッチンから離れて、四、五十分ほどして台所に戻って来ると、未だにマッシュルームとほうれん草を炒めています。
火力弱くない?ほうれん草はシナシナのシナシナだけど、いつ終わるんだろう。
これがチリ風なのでしょうか?
そんだけ火にかける時間が長いんなら、夏は料理しないのも納得です。
食べたら美味しかったけど、ほうれん草のボリュームがなくなってるから、一瞬で食べ終わります。
あんなに長い時間をかけて作ってたのに、食べるのは一瞬!
にほんブログ村 海外生活ブログ チリ情報へ
スープというか、シチュー系の物もちゃんとお母さんは作っていました。
美味しかったです。
次の日に行っても、また違うシチュー系の物を作ってて、美味しかったです。
「豆は茹でる時、圧力鍋を今回は使わなかったのよ。そして時間かけて弱火でにたら、豆に味が入って来る事が分かったわ!」
と言ってて、意外とこだわってる様です。

他にもこの冬だけで、手作りのチャーハン、ベーコンが入ったマッシュポテト、圧力鍋で2時間煮た肉と、結構な数の料理を見たので、実は料理できるんだなーという事が分かりました。