チリで、運転免許テストはスペイン語です。
外国人用に英語もあります。
過去問をネット上で検索すると、スペイン語の過去問に、日本語の訳が付いてあるものを見つけました。
最初はこれで勉強する事にしました。
勉強をする事で、チリの交通ルールがよく分かると思い、前向きな気持ちで始めました。
分からなかった標識の意味が分かって、今までよりも自信を持って運転できると思っていました。
それが勉強し始めると、逆に不安になってきました。
子どもでも分かるような、分かって当たり前の標識しか過去問には出ていません。
簡単だという事。
私はスペイン語ができないので、私にとっては難しい過去問なんだけど、チリ人にとってはめっちゃ簡単。
スペイン語が読めれば、誰でも受かるレベルです。
誰でも車を運転できると思うと、これから運転するのが不安になってきました。
それでも、過去問を通してチリを深く知れたので、勉強して良かったと思います。
勉強していて、なんだこりゃ!!と思った問題を紹介します。
1位、「社会的プレッシャーを受けやすい人の特徴は?」
答え)自分への自信がない。他人からの失笑をひどく怖れる。
これが運転に何の関係があるのでしょうか?
2位、「個人のモラルを高めるには?」
答え)幼児期に学校で自己中心的な振る舞いに付いて考える。見聞きした経験を生かし、道理をわきまえる。運転の仕方は、あなたの考え方、モラルの在り方を示す。
そこから?ってビックリしたけど、モラルが無い人が沢山住んでいるから、こんな問いが存在するんですね。
3位、「馬に乗っている人を追い越すには?」
答え)ゆっくり、脇をかなり空けて。
馬が自転車と同様に、問題に登場します。
羊の群れも、有りました。
チリの田舎では、出くわす機会があるからです。
4位、「他の車があなたに不快な事をした。どうする?」
答え)リアクションしないようにする。
チリらしいなぁ。
交通ルールではなく、状況別での判断や、基本定期な心構えを問われている物が多かったです。
その中でも目立って多いのが、追い越しの問題です。
追い越す場合、追い越される場合。
トラブルが多い部分なんでしょう。
私も気をつけようと思います。